誘導灯のバッテリーを交換する時期 誘導灯 2016.08.01 火災や災害が起きてしまった時に避難口や避難経路を示してくれるのが誘導灯の役割です。非常時には誘導灯に取り付けているバッテリーで点灯しています。その誘導灯のバッテリーにも交換時期があり、一定の期間が過ぎると交換しておかなければなりません。誘導灯のバッテリーとは 誘導灯におけるバッテリーの大きな役目とされているのが、停電時の非常電源として使われることです。このバッテリーの寿命が過ぎてしまうと、万が一のトラブルが生じた場合に誘導灯が点灯しない事態が発生してしまいます。そんなことが起きてしまえば、避難口を求めている人が出口や、それまでの経路で道に迷ってしまいます。道に迷うということはスムーズな避難が行えていないので、逃げ遅れてしまうような人も出てくる可能性があるのです。そのようなトラブルに巻き込まれないようにするためにも誘導灯のバッテリーに関する消耗の度合いや交換時期の情報はチェックしておいてください。避難時に利用するものは普段からチェックしておくことで、万が一の場合に助けてくれるものとして役割を果たしてくれるでしょう。 バッテリー交換のタイミングは? 誘導灯の非常電源は20分以上の点灯、または大規模な施設では60分以上でなければならないということが義務付けられています。つまり20分間の点灯が維持できないような誘導灯は取り替えなければなりません。では誘導灯のバッテリー交換が必要だとされている期間はどれくらいのものなのでしょうか。バッテリーの寿命が切れ始めてくるのは4年ほど経過した後になってきます。4年を過ぎても緩やかなスピードで容量が不足していくのならば、急ぐ必要はありませんが、誘導灯のバッテリーは4年を超えると容量の不足が著しい変化を遂げてしまうのです。そのためバッテリーの交換は4年を目安に交換しておくことが重要になっているのです。点検のスイッチを押しておけば自動チェックが始まるので、定期的にチェックしておきましょう。 交換に関する注意事項 バッテリーを交換する際の注意点としてバッテリーにあるコネクターケーブルが蛍光灯に触れないようにすることが大事です。コネクターケーブルが蛍光灯に触れることで漏電や火災を引き起こす原因になってしまう場合があるからです。また点検ひもを引いた状態であっても点灯ができているかの確認を忘れないようにしましょう。この確認を忘れていて、非常時に誘導灯が点灯しないような出来事を起こしてしまってはバッテリーの交換を行った意味がなくなってしまいます。誘導灯のバッテリーを交換する際には電気工事士の資格を必要とはしていません。自分で取り付けられるのであれば取り付けても問題はありませんが、不安なのであれば、バッテリー交換を行ってくれる業者に依頼するようにしましょう。 ▸ この記事の続きを読む