電球交換をする場合は種類を確認しよう

電球交換

電球交換を行う場合は、口金の種類や明るさを確認し、電球の種類を決定します。消費電力を考慮し、電球形蛍光灯やLEDに交換する場合には、照明器具の調光機能の有無のほか、LEDの場合は設置場所によっては光の広がり方にも注意します。

白熱電球



白熱電球は古くから使用されている電球のことで、安価で手に入る反面、消費電力が高く寿命が短いという短所があります。今まで使用していたタイプと同じものに交換するのであれば、口金とワット数を確認します。

口金は照明器具の電球を差し込む金属部分のことで、器具によって形状が異なり、主にE26、E17、E14、E12、E11の5種類が存在します。最も大きく太いのがE26で、トイレや浴室などでよく使用されています。口金サイズは電球に表示されているほか、照明器具にも記述されています。

もう一つ確認すべき項目のワット数は、電球の明るさを示すもので、消費電力と直結します。定格より低いワット数のものを使用するのは問題ありませんが、定格以上のものを使用すると故障や発熱の原因となるため注意が必要です。これも電球に表示されていますが、念のため照明器具で定格を確認するのが確実です。

蛍光灯



蛍光灯は点灯管により点灯するもので、白熱電球とは原理が異なりますが、点灯回路を内蔵し白熱電球として利用できるようにしたものが電球形蛍光灯です。電球形蛍光灯は、白熱電球より大幅に消費電力を抑えているため、消費電力が1/3程度で済み、電気代を削減できるというメリットがありますが、白熱電球より高価です。

白熱電球と同じ口金を使用しているため、交換の際には口金とワット数を確認すれば、そのまま白熱電球として利用することができます。回路によっては点灯時間が遅いタイプも存在するため、直ぐに明るさを必要としかつ短時間の利用に限定されるような場所では向きませんが、点灯時間が短く改良されている商品も販売されているため、購入時には用途によってタイプを確認する必要があります。

調光機能付きの照明器具で使用する場合は、対応した製品を選択します。

LED



LED電球は、消費電力が最も低く寿命が長いというメリットがありますが、ほかに比べて高価です。白熱電球の替わりにLED電球を使用する場合は、口金のほか明るさや調光機能、光の広がり方について確認します。

LED電球の明るさは、ワット数ではなく光束の単位であるルーメンで表示されます。口金がE26の場合、40ワット相当であれば485ルーメン以上、60ワット相当であれば最低でも810ルーメン以上のものを選択します。口金がE17の場合、40ワット相当であれば440ルーメン以上の製品が妥当です。

LEDの光の広がり方は、タイプによって大きく異なります。居間など全体を照らす必要がある場所では全般配光タイプ、トイレなど照明器具の直下だけでも良い場所では集光タイプで問題ありません。

また、調光機能に対応している照明器具に取り付ける場合は、調光機能に対応したLED電球が必要となります。

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電球を交換する方法

電球交換

電球が切れた時、調子が悪い時など様々な理由で電球交換を行う必要性が出てきます。その場合、電球の口金や種類を確認したりサイズを計ったりと様々な方法で電球をスムーズに交換することが重要になります。電球を交換する時に何を確認すればいいのかご紹介します。

電球の口金の種類を確認する



電球一つといっても電球には様々な種類があります。口金は電球の根元にある金属部分のことで、差し込むタイプとねじ込むタイプの二種類があり、一般的に使われているのがねじ込むタイプの電球です。ハロゲンランプという一般的な電球と似たようなランプもあります。

口金の役割は非常に重要なもので、取り付けと電気を電球に送る役割を持ちます。差し込むタイプは奥まで差し込むだけで簡単ですが、ねじ込むタイプだとネジのように取り付けるので逆さまにしても落下してきません。また、奥まで差し込むことで電球が光を発するので光が発しない場合は奥まで差し込めていない可能性があります。ハロゲンランプには二つのタイプの他、ローボルトハロゲン、通常ハロゲンと二種類の口金があります。

電球の口金のサイズを確認する



電球を取り付けることで忘れてはならないのが、口金のサイズです。サイズが合わない電球を取りつけようとするとトラブルの元になるので注意が必要です。

代表的な口金のサイズとして挙げられるのがE26、E17であり、他にE14、E12、E11、Gu5.3があります。E26は直径が26mmあるということになるので、E26の電球が必要な場合に交換すると良いでしょう。このサイズは基本的に商品パッケージや口金部分に表示されています。Gu5.3は差し込みタイプに表示されているもので、ピンとピンの間が5.3mmあるということになります。電球選びや取り付けの際に困らない為にも、事前にどの口金のサイズが適しているのか確認する必要性があります。

口金のサイズがわからない場合は定規で測る



口金のサイズを確認することでスムーズに電球を購入することが出来ますが、まれに口金にサイズが表示されていない、見えにくい場合があります。どうしてもサイズが分からない場合、最終的に定規で計った方が良いでしょう。

口金のサイズはEと数字で表されているので分かりやすく、数字がそのまま直径となります。なので定規で計ることで直径が分かるようになります。指で計る方法もありますが、個人差があるので分かりにくい場合があります。

また、定規で計る時に電気が流れている状態の口金に触るのは非常に危険です。口金が熱を持っているので火傷の原因になる恐れがありますし、間違えて指で触ってしまうのもNGです。サイズを計る時は必ず電気が流れていない状態で行いましょう。

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